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日々に惜しみない賛辞贈る

書きたいときに書くぶろぐ。

「64」(前編・後編)

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ということで、ずっと見たかったんですけど、なかなか行けず。

この日曜日に前編・後編を一気に見てきました。

盛大にネタバレするかと思うので、以下ご注意お願いします。

 

「64」

監督:瀬々敬久

脚本:久松真一瀬々敬久

原作:横山秀夫

 

とにかく、キャストがすごい。

いやーもうTBS全精力をかけて集められるだけの有名キャストを集めました。って感じのラインナップ。

そりゃあポスターも顔写真並べちゃうよね。私でもそうする。

 

話としては、佐藤浩市さん演じる主人公:三上が昭和64年のたった7日の間に起きた少女誘拐殺人事件に関わるところから始まる。

前編では、その事件の概要~平成14年に再びその事件の遺族に訪問。警察庁のお偉いさんが訪ねたいって言ってるんだけど…いやそれはだめです…え?幸田メモ?何の話?…あの時に起きたミスを隠蔽していたの?…訪問大丈夫ですよ…やったーあれ?刑事部が全員いない?…ロクヨンを模倣した誘拐事件が起きてる!!!?

後編では、ロクヨンを模倣した誘拐事件は、警察庁のお偉いさんが訪ねるのをやめさせたい県警の狂言なんじゃないの?…ていう記者と広報官との対立…情報を開示するから待ってろ!俺は捜査車に乗る…まるっきりロクヨンと同じルートやん…声で幸田やって犯人わかったやん!捕まえよう!!…実はこれ、元の事件の犯人を捕まえようとしてるねん…うそ…どういうこと…!

って感じ。なぜ関西弁になったのかはわからない。

 

ここまで盛大にネタバレしちゃったらもう見る気なくすかもしれないけれど、キャストそれぞれの演技がとても良いので、是非見ていただきたいです。

もっと事件にフューチャーするのかなぁと思ったけど、意外と警察内部のゴタゴタだったり、警察と新聞社・マスコミのあり方だったりを、当時の表現できる力存分に使って表している物語で、見ごたえがあった。

それはおそらく、原作の小説を書いた横山さんの取材の力なのかな~原作読んでないからわからないけど。映画も映画で、ほぼ4時間ぶっ続けになるわけですが、(前編後編一気に見ると)飽きるっていう感覚はなかった。

滝藤賢一の悪演も良かったなぁ~あの人のそういう演技見てると、なんか応援したくなっちゃうのはなぜだろう。坂口健太郎は、ほんのチョイ役で今の彼に比べると全然台詞の量とかは少ない。東京の記者と話しているシーンが、ピント合わないところで行われているんだけど、そこで「三年目です」っていうところを「あっ、さんにぇん、三年目です」ってちょっと噛んでるのかわいい。これわざとなのかな。聞きたい。

キャストの方々の演技ひとつひとつが語れるくらい良かった。

 

自分がいるその時代を、自分の仕事や家庭と向き合いながらまっすぐに生きている人々の映画でした。佐藤浩市演じる三上が、周りに振り回されたり、不器用すぎて何かを失ってしまったり。でも、最終的な彼の選択は間違っていなかったんだろうなぁ、と。自分の信ずるものを大切にしたんだろうな、と。

他のキャストの心情とかも、上手い具合に描かれるんですけど、みんな決まって自分の中の大切なものを信じている故が行動なんだよな~。悪い人ってホント、数えるほどで。むかつくのロクヨンの犯人くらいだから。最後まで救われない。

三浦友和の「犯人を昭和64年まで引きずり戻す」っていう台詞、CMでも使われているけど、すっごいかっこいい~。それだけでもうなんか背筋震える。

 

たったひとつの未解決事件が、多くの人々の人生を揺るがしていく。それに翻弄されながらも生きる警察のお話でした。

 

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個人的には、瑛太と綾乃剛に挟まれて高校生活送りたかったなって思ってる。坂口健太郎は隣のクラスで、椎名桔平に担任してもらえたら最高。綾野剛瑛太のこと「秋川ちゃん」って呼ぶの萌える。

 びっくりするほど、窪田正孝の出番なくて笑う。引きこもりになっちゃう役だから、最後部屋から出てきてハッピーエンド的な感じになるんだけど、14年経った後でも若さそのまま残っちゃってるし、ひげ似合わないし色白いしで、ちょっと面白かった。ごめん。

最後にポスターに愚痴こぼしちゃうけど、永瀬正敏の位置なんでそこやねん。せめて綾野剛の位置!!綾野剛は係長なだけだから!永瀬正敏めっちゃよかったから!!(綾野剛がよくないわけじゃなく、役の幅の話)

 

 

小説もドラマ版もどちらもかじりたくなりました。

瑛太演ずる秋川役を瑛太の弟、永山絢斗が演じているってだけで見たくなるよね。